セカンドライフを計画的に

みなさん、こんにちは!

マネーフォーキャストです。

お金のご相談を頂く時に

【住宅購入資金】

【教育資金】

【老後資金】

大きく分けて、この3つが多くなります。

小さな支出のお金より、大きく必要となる資金についてのご相談が主なご相談というイメージですね。

その中でも【老後資金】のご相談は若い方を中心に増えています。

今回はそんな老後資金についてお伝えしていきたいと思います。

 

老後のことは老後に考えようは大丈夫?

昔は老後の資金について考えるということは少なかったです。

今とは異なり、終身雇用により60歳定年まで1社の会社で勤め、数千万円の退職金を受け取る。

そして、その退職金を銀行などに預けて金利によりお金を増やしながら悠々自適に老後を過ごす。

現在とは異なり、預金金利が年6%前後の時代もありました。

そのため、投資に興味を持たなくても預貯金のみで大丈夫という時代でもありました。

良い時代ですよね。しかし、現在時代が変わりました。

転職も当たり前の時代となり、人員削減により職を失うリスクも昔より高くなりました。

年金の受給年齢開始時期も昔と比べて遅くなり、今後も後ろにズレる可能性があります。

無計画に老後の事は老後に考えるというのは厳しい時代になってきたのかもしれません。

ご家庭により必要な資金は変わってきますが、計画的に資金を準備していくことが大切です。

 

老後資金の考え方

老後の資金計画は、将来の生活を安定させるために非常に重要です。

よくご相談の中で『年を取ったらお金を使わなくなるから収入が減っても大丈夫です。』

というような事を言われる方もみえます。

理論上は収入の中で生活をする訳ですから、お金を使わなければ良いです。

しかし、明日から今までの生活費の半分で生活していくとなるとかなり厳しいです。

現実的に入ってくる収入が少なくなるとそのお金だけでは足りず、不足部分は貯蓄を切り崩すことになります。

将来こんなはずではなかったとならないよう、基本的な考え方や注意点をお伝えしていこうと思います。

【生活費】

老後の生活費について詳細に金額を見ていきます。

食費・住居費・通信費・医療費・趣味・旅行など詳細な支出を算出します。

【借入金】

住宅ローン・教育ローン・車のローンなど借入をしたお金がいつ完済となるか確認をします。

【収入や資金】

退職金や年金、現在準備している老後資金など老後の収入源や資金を確認します。

上記で算出した老後の生活費と借入金が準備してある資金でカバーできるか確認をします。

【運用(投資)】

老後資金に使える資金を増やすため、適切な投資戦略を検討します。

このまま、預貯金で必要な資金は大丈夫だし、資産が減るリスクは取りたくない。

という方はより有利な預貯金や国債などを検討する方法もあります。

また、積極的に増やしていきたいという方はリスク許容度、投資期間など

あなたに合わせた投資方法を検討していく必要があります。

【非常事態への備え】

何が起こるかわからないのが人生です。

突然の医療費や緊急の支出に備え、緊急時資金を投資するお金と分けておくことも必要です。

 

上記、必要なポイントを押さえて頂くことで将来に対する見えない不安は少なくすることができます。

 

老後の資金計画の注意点

ここまで老後の資金計画の考え方を見て頂きましたが、注意点もあります。

金額だけではなく、物価上昇も考慮して、将来の支出を検討する

運用する際は分散投資(投資先を複数に分ける)を実践し、リスクを分散する

高齢者になると医療費が増加します。医療費を使うことを意識した計画を立てる

楽しみのない老後とならないよう 将来の趣味や旅行などを楽しむ資金も確保する

最近様々な影響で物価が上がってきています。

100円で買えたものが120年になったなど、今までの100円と物価上昇後の100円の価値は違います。

物価は上がるものだということも考慮したり、高齢になると病院に通うことも増えます。

医療費は老後かかるものと考え、必要な出費として考えることも大切です。

ここまでお伝えした、内容を少し意識して頂くだけでも対策になります。

老後の資金計画は将来の安心と幸せを確保するために欠かせないものです。

老後の資金計画を立て、コツコツと資金を積み立てながら、理想の老後を実現していきましょう。

必要な時は専門家の意見も参考にしながら検討頂くのも良いと思います。

それではまた次回。