単利と複利と72の法則

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みなさん、こんにちは!

マネーフォーキャストです。

今回は投資をする上で、知っておいていただきたいことについてお話をしていこうと思います。

 

単利と複利について

利息計算方法の異なる二つの概念として、【単利と複利】というものがあります。

二つの違いについては下記の内容になります。

 

■単利■

預けたお金【元本】に対して一定の期間ごとに一定の利率が加算される利息計算の方法です。

利息は預けたお金【元本】対して一度だけ計算されます。

例えば100万円を預けた場合

年間5%の利息をつける商品だと・・・

1年目 105万円【利息5万円】

2年目 110万円【利息10万円】・・・

というイメージになります。10年間預けた場合、50万円の利息を受け取ったことになります。

 

■複利■

預けたお金【元本】に対して一定の期間ごとに一定の利率が加算されます。

しかし、単利と違いその利息も預けたお金【元本】に加算されることで利息計算に影響を与える利息計算方法です。

利息は預けたお金【元本】対して計算されますが、翌年は1年目に増えた利息も預けたお金【元本】に加算されます。

少しイメージしづらいと思いますので以下計算してみます。

例えば100万円を預けた場合

年間5%の利息をつける商品だと・・・

1年目 105万円【利息5万円】

2年目 1,102,500円【利息102,500円】・・・

というイメージになります。10年間預けた場合、628,895円の利息を受け取ったことになります。

単利と比較して複利の方が受取利息が10万円以上多くなるんですね。

※実際の金融機関や投資商品によって利率や計算方法が異なるため、具体的な金額は異なる可能性があります。

おおよそのイメージとして上記内容となります。

 

つまり、利息の総額としては 【同じ期間】と【同じ利率】の場合、複利の方が利息の総額が大きくなります。

理由は見て頂いた通り、利息が預けたお金【元本】に加算され続けるため、次第に利息の金額が増えるからです。

特に投資などの場合、単利より複利の方が預けたお金【元本】が成長しやすくなるため、より大きなリターンを期待することができます。

ただし、借金の場合は複利では借入の利息も増えるため、返済計画の重要性も増してきます。

住宅ローンやカードローンなどのほとんどのローンは単利のため雪だるま式に返済金額が増えませんのでご安心を。

このことから、投資などの資産運用には複利商品を選択頂くと単利と比べ短い時間で資産を増やすことができます。

もちろんリスクもありますので投資にはしっかりした、金融知識や運用方針を決める必要があります。

 

72の法則とは?

 

預けたお金【元本】を2倍にするまでにかかる時間をざっくりと計算するための法則です。

■計算方法■

72を年間の利率で割ることで、預けたお金【元本】が2倍になるまでのざっくりした年数がわかります。

例えば、年利率が6%の場合、72を6で割ると12という数字が出ます。

これは、預けたお金【元本】が2倍になるまで約12年かかることを示しています。

さらに、72の法則は投資利益の計算にも利用することができます。

例えば、年間利率が8%の場合、72を8で割ると9となります。

したがって、こちらも預けたお金【元本】が2倍になるまでに約9年かかることがわかります。

 

72の法則はざっくりした年数の計算であり、実際の複利計算よりも若干誤差があります。

特に投資の場合はリターンの年間利率が一定ではないため正確な年数とはなりませんのであくまで参考値として考えることが良いです。

初心者の方からベテラン投資家まで幅広く活用されている方法となります。

金融知識の一つとして知って頂くと面白いと思います。

ただし、投資には当然リスクがありますので専門家へ相談するのも良い方法です。

それではまた次回。