生涯賃金と生涯支出の考え方

みなさん、こんにちは!

マネーフォーキャストです。

一生の中でどのくらいお金を稼ぐことが出来て、どのくらいお金を使うのか?

こういった事って日頃考えることは少ないですよね?

よく平均年収などについてはお話を聞く機会が多いと思います。

今回は【生涯賃金】と【生涯支出】について見ていきたいと思います。

 

一生で稼ぐのはいくら?

生涯賃金とは、人が一生の間に稼いで手にするお金のことを言います。

様々なデータの取り方がありますが、今回は前提条件として・・・

男性・女性それぞれ60歳まで働いた時の生涯平均年収を見ていきます。

男性【高校卒業】・・・2億  500万円

男性【大学卒業】・・・2億6,100万円

女性【高校卒業】・・・2億2,140万円

女性【大学卒業】・・・1億4,960万円

※2022年ユースフル労働統計参照

学歴や男女、細かな内容を言い出すとキリがありませんが、この他に働く職場の規模によっても変わります。

生涯賃金については年によって上がったり、下がったりしていますがここ数年は毎年少しずつ下がっています。

当然最近では60歳以降も働く方が増えていますので実際はこの60歳までの生涯賃金より全体では上がります。

どのくらいのお金を一生で使うの?

生涯で使うお金の金額については、平均寿命が延びておりますので当然増加しています。

また、最近では物価上昇や光熱費の高騰など何かと価格が上がっています。

この事も要因となり、生涯支出が増える原因になっています。

生涯で使うお金の金額については、家族構成や生活環境により異なります。

一つの目安として2人以上世帯の月平均の支出が290,865円と言う数字が出ています。

※2022年総務省の『家計調査』

年間の支出で約350万円が使っていることになります。

また、20歳くらいから自分で生活をし始めたとして、80歳までで考えても約2億1000万円・・・

2億円を超える金額を使う計算となります。長生きすれば更に多い支出となります。

あくまでざっくりとした計算となりますので、条件により色々変わってくることはあります。

平均なので当然この金額以上に使う方やもっと少ない金額になる方もいます。

一つの目安として参考までに見て頂ければと思います。

稼いだお金だけで足りるの?

ここまで生涯賃金と生涯支出を見ていただきました。

年金の収入部分は今回除外していますが、結局は・・・

【生涯賃金=生涯支出】

となっていきそうです。この辺りについては【パーキンソンの法則について知ろう!

に記載させて頂いておりますので参考にしてみてください。

豊かな生活を送るためには、やはり資産運用を考えていくことが一つの方法となります。

間もなく新NISAの制度も始まります。

NISAを活用すればお金が増えると思われている方もいらっしゃいます。

しかし、リスクとうまく付き合って行かなければ逆に資産を減らしていってしまう可能性があります。

リスクとリターンのバランスを考えながら、時には専門家から情報収集をして良い運用を目指していくことが大切です。

それではまた、次回。