保険選びの考え方

みなさん、こんにちは!

マネーフォーキャストです。

前回からの続きで今回は【保険選びの考え方】についてお伝えしていきます。

 

どうなった場合に困るのか?を考えよう

保険の必要性は、誰でも同じという訳ではありません。

それぞれの生活状況・家族構成によって異なります。

大前提としてリスクへどのように備えていくのかという事です。

人生には予測できない事故や病気、自然災害などのリスクが存在します。

保険は、これらのリスクに備えるための一つの手段として利用されます。

保険をかけることで、万が一の事態に備えて経済的な安全を確保できます。

 

■財産や資産の保護【損害保険】

自動車保険や火災保険などは、自己所有の財産や資産を保護するために必要です。

万が一に備えて、財産の被害を最小限に抑えることができます。

例えば、自動車保険は自動車で事故を起こして、誰かに怪我をさせてしまったり、誰かのものを壊した場合に役立ちます。

また、火災保険は家が燃えてしまった場合、新たな家を建てる費用や火事で損害を受けた財産を補償する役割があります。

火事だけではなく、盗難にあった場合の補償や家の中のものを壊してしまった場合に補償されるものもあります。

この部分に関しては公的保険でカバーすることはできませんので損害保険をかけることでカバーします。

 

■家族の経済的な安定【生命保険】

生命保険や医療保険は、万が一の死亡や疾病による家族の経済的な不安を解消する役割があります。

家族の生活を守り、将来の経済的な安定を確保するために必要です。

前回お伝えした公的保険で死亡した場合や病院に入院した場合に得られるメリットをお伝えしました。

しかし、それだけでは不足する部分を民間の生命保険や医療保険を使用してカバーしていきます。

例えば、生活費が毎月30万円の家族のご主人が亡くなった場合に公的保険【遺族年金】で月に15万円受取れたとします。

生活費30万円ー遺族年金15万円=不足分は毎月15万円

この不足分を残された家族が働いてカバーする場合や貯蓄で賄う場合は、民間の保険は不要です。

不足分の毎月15万円を保険でカバーする時に民間の保険を活用するというイメージになります。

つまり、万が一の際、生活費が多い家庭ほど大きな不足額が出来てしまいます。

生活費が少ない家庭の場合は不足額が少なくなります。

医療保険の場合も公的保険【健康保険など】を使用することで月の医療費を9万円前後に抑えることができます。

この金額を自分の貯蓄でカバーするよという場合は不要となります。

 

■借り入れやローンへの保障

住宅ローンや教育ローンなどの借り入れをする際、保険を利用して返済保障を持つことができます。

保険がない場合は、残された家族がローンを継続して支払い続けるということになります。

住宅ローンなどはローンを組む際に金融機関などで団体信用生命保険などに加入します。

これにより、返済中に万一が起こった場合でも住宅ローンが返済されて家族の生活を守ることができます。

このような制度がないローンを組む場合は、あらかじめ万一の際の死亡保険を一緒に準備すると安心できます。

 

無駄な保険に入らないために

保険は必要性がある一方で、無駄な保険に加入することもあります。

営業マンに言われるがまま入ってしまったというご相談をよく聞きます。

どのように入ったのかを伺うと最初から”この商品が良いですよ”という勧められ方が多いです。

”万が一の際に何に困るのか?”

”いくらのお金が足りなくなるのか?”

”公的保険を使うとどうなるのか”

この辺りのご説明をしっかりとしてくれる専門家の方と状況を考えながら保険は組み立てていくと無駄がないです。

保険は一つのリスクヘッジとして重要ですが、あくまで”万が一”というのをカバーするものです。

専門家に情報を確認しながら、あなたやあなたのご家族の希望を取り入れた内容で選ぶことがとても大切です。

それではまた次回。