資産配分ってどんなもの?
みさなん、こんにちは!
マネーフォーキャストです。
資産運用についてご相談を受ける中で、よくいただくご質問のひとつがこちら・・・
「どのくらいの資金を運用に回したら良いでしょうか?」
これはみなさん、気になられていることではないでしょうか?
今回は、運用を始めるときの資産配分(アセットアロケーション)について、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
※アセットアロケーション=資産配分のこと。「アセット=資産」「アロケーション=分ける・割り当てる」という意味です。
資産配分(アセットアロケーション)とは?
資産配分とは、リスクとリターンのバランスを考えながら、お金を複数の資産に分けて投資することです。
たとえば、株式、債券、不動産、現金などに分散させます。
目的はずばり——
「資産を守りながら増やすこと」。
たとえばすべてを株式に投資すれば、大きく増える可能性がありますが、同時に大きく減るリスクもあります。
逆にすべて現金で持っていれば減るリスクは少ないですが、増えることも期待できません。
さらに、最近のように物価が上がると、同じ1,000円で買えるものの量が減る「インフレ」の影響も受けます。
だからこそ、適切な資産配分が重要になってくるのです。
預金が100%安全という価値観が変わってきています。
基本の資産配分タイプはこの4つ
あなたの目的やリスク許容度(どこまでの損失なら耐えられるか)によって、資産配分のスタイルは変わります。
ここでは基本の4タイプをご紹介します。
タイプ名 | 特徴 | リスク | リターン |
---|---|---|---|
成長型 | 株式中心の攻め型 | 高 | 高 |
バランス型 | 株式と債券を半々 | 中 | 中 |
安定型 | 債券中心の守り型 | 低 | 低 |
超安定型 | 現金中心 | 非常に低い | 非常に低い |
年代別の資産配分例
それでは、実際に年代別でどのような配分が考えられるか、具体例をご紹介します。
① 20〜30代:成長重視の攻めの配分
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株式:80%(米国株、日本株、新興国株など)
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債券:10%
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現金・その他:10%
まだ時間的な余裕がある若年層は、多少のリスクを取っても長期的にリターンを狙える戦略が有効です。
② 40〜50代:安定と成長のバランス配分
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株式:60%
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債券:30%
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現金・その他:10%
リスクを抑えながらも、着実に資産を増やすバランス型。教育資金や老後資金など、明確な目的に合わせた調整が大切です。
③ 60代以降:安定性重視の守りの配分
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株式:30%
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債券:50%
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現金・その他:20%
退職後やセカンドライフを迎える世代は、元本の保全を意識しながら、最低限のリターンを狙うスタイルがおすすめです。
資産配分を考える3つのポイント
資産配分を考えるときは、次の3つを押さえましょう!
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目的を明確にする
→ 老後の生活費?子どもの教育費?何のための運用かをはっきりさせましょう。 -
リスク許容度を把握する
→ 市場が下落したとき、どれくらいまでなら耐えられるかを考えましょう。 -
分散投資を意識する
→ 株式・債券・現金などにバランスよく投資することで、リスクを軽減できます。
まとめ:自分に合った資産配分で安心の運用を
資産配分をしっかり考えることで、「増やしたい」と「守りたい」を両立した運用が可能になります。
年齢やライフステージ、目的に応じてベストな配分は変わるもの。
だからこそ、定期的に見直しながら、自分に合ったスタイルを見つけていきましょう。
「投資って難しそう…」と思っていた方も、まずは資産配分から始めてみませんか?
それではまた、次回。