退職金を使ってできることって?
みさなん、こんにちは!
マネーフォーキャストです。
先日、お客様から”最近退職金を受け取ったのですが、運用とかした方がよいですか?”
”このまま、銀行に預けておくだけというのも、どうかと思いまして・・・”
というご相談を頂きました。金利が上がってきたとは言ってもまだまだ低金利。
有効に活用したいという気持ちは皆さん強いと思います。
今回は退職金を運用する際に気をつけたいことを含めてお伝えしたいと思います。
退職金を労働力として考えてみる
退職金は、いわばあなたの手元に来た優秀な働き者たちです。
退職金を1人の働き手と考えるのではなく、3人の優秀な働き手として考えてみます。
彼らにうまく役割を与えることで、あなたの人生をしっかり支えてくれるはずです。
①「すぐ働く人」= 生活サポート係(生活資金)
役割はこれからの生活をすぐに支えてくれる人
例:年金までの生活費、病院代、家の修理など
向いてる預け場所:普通預金・定期預金・個人向け国債など
必要な時にすぐに使えるお金として安全第一に考えます。
②「成長する人」= 資産づくり担当(運用資金)
役割は10年後以降のあなたを助けてくれる人
例:将来のゆとりある生活、インフレ対策
向いてる預け場所:投資信託【NISA】・債券など
今は使わないたお金のため、時間をかけてじっくり育てる“のびしろ人材”と考えます。
③「家族想いの人」= 相続&保険係(備え資金)
役割は大切な家族を守り、もしもの備えを担当する人
例:相続対策、介護資金、贈与
向いてる預け場所:一時払い保険・信託商品
相続税の節税や万が一に強い“守りのプロ”と考えます。
退職金運用は「チーム編成」がカギ!
何事も1人だけに任せると、どこかに無理が出てしまうものです。
大切なのは、3人バランスよく働いてもらうこと。
たとえば…
用途 | 割合の例 | 商品 |
---|---|---|
生活サポート係 | 50% | 預金・国債など安全資産 |
資産づくり担当 | 30% | 投資信託【NISA】など成長資産 |
備え係 | 20% | 保険・相続対策商品など |
この「バランス運用」が、安心と成長を両立させます。
最後に・・・
退職金はこれまで頑張ってきた自分へのご褒美です。
その使い道を少しだけ”仕組み”にしておくことで、将来の安心感が全く違ってきます。
私たちファイナンシャルプランナーは、あなたのこれまでやこれからの生活を元にそのチーム編成
を一緒に考える”監督役”となれます。
何かお困りの際はぜひお気軽にご相談頂ければと思います。
それではまた、次回。