債券投資って??

みなさん、こんにちは!

マネーフォーキャストです。

最近のご相談の中で、、、

お客様『最近のアメリカの国債って利回りが良いんですよね?』

私  『そうですね。』

お客様『国債?債券?って株みたいなもんですよね?』

私  『・・・少し違いますね。』

こんなやり取りがあります。

債券の投資って実はあまり、どういったものかというのが分かりづらいですよね。

今回は債券投資についてお伝えしたいと思います。

 

株式とどう違うの?

債券というのは、企業や政府が資金を調達する際に発行する債務の証券のことを言います。

債券を持つことで、投資家は発行体(企業や政府)から利息を受け取ることができます。

そして、同時に将来的に元本を返済してもらう権利を持つことができるのです。

簡単にお伝えすると【あなたが】返済期限を決めて、企業や政府にお金を貸します。

お金を貸したので企業や政府から貸したお金の利息を払ってもらいます。

返済期限までの間は利息を払ってもらい、返済期限には貸したお金を返してもらうというイメージです。

そのため、債券は安定的な収益を追求する投資家とって魅力的な投資先となります。

それではここから、債券の活用方法と特色、そして株との違いについて詳しく解説していきます。

 

債券の活用方法と特色

安定した収益の確保

債券投資はクーポンと呼ばれる利息が定期的に支払われるため、安定した収益を確保できます。

利息収入により、将来の支出や生活費の安定的な資金源として活用できます。

リスク分散

債券は株式と比較してリスクが低いとされています。

株式市場の動向に左右されにくいため、ポートフォリオ(分散投資)のリスク分散に活用されることがあります。

元本保証

債券は発行体(企業や政府)から元本の返済が保証されている場合が多いです。

したがって、元本保証のある債券を選ぶことで、投資元本の安全性を確保することができます。

利率変動リスクへの対策

利率が変動すると、債券の価格も変動するため、利率変動リスクに対する対策が求められます。

特に長期債券はこのリスクが顕著ですが、利率ヘッジなどの手段を用いてリスクを管理することができます。

 

債券と株式、具体的な違い

ここまでのお話で株式と違うんだなぁとご理解頂けたと思います。

ここからは具体的な違いについてお伝えしていきます。

優先度の違い

債券は発行体に対する償還優先権(優先的にお金を返してもらう権利)を持っています。

そのため、発行体が破産した際には株式保有者よりも優先的に元本の返済を受けることができます。

リターンとリスクのトレードオフ

債券は安定した収益を追求するための選択肢であり、リスクは比較的低いです。

一方で株式は高いリターンを追求するが、リスクも高い傾向があります。

所有権の違い

債券を保有することは発行体(企業や政府)に対する債権を持つことを意味します。

所有権の割合に応じて利息を受け取る権利があります。

株式は企業の所有権を一定割合保有することを意味し、配当や株価の上昇による利益を得る権利があります。

市場価格の変動

債券は利率変動や信用格付けの変化などにより市場価格が変動します。

しかし、株式は企業業績や市場の需要・供給バランスによって価格が変動します。

投資目的の違い

債券は安定した収益を求める投資家に向いており、資産を守りたい方やリスクヘッジを重視する人に選ばれます。

一方で株式は成長性や利益を追求する投資家向けであり、リスクを取りながら高いリターンを目指す人々が多いです。

 

選択肢の一つとして

債券は安定的な収益やリスク分散を追求する投資家にとって有益な選択肢の一つです。

利息収入の確保や元本保証などの特色を持ち、ポートフォリオ(分散投資)の安定化に貢献します。

一方で、株式とは異なるリスクとリターンのバランスが存在します。

ここまでの内容を参考にして頂き、投資目的やリスク許容度に合わせて選択することが重要です。

債券と株式を適切に組み合わせることで、投資リスクを最適化し、資産の健全な成長を目指すことができます。

実際の運用については専門家などに相談しながら、あなたに合った運用スタイルを持って頂くことが重要です。

それではまた、次回。