今年は早め?ふるさと納税
みなさん、こんにちは!
マネーフォーキャストです。
今回はお問い合わせをよく頂く【ふるさと納税】についてお伝えします。
どのくらいの人が利用してるの?
お客様 『そういえば、ふるさと納税っていつから始まりました?』
私 『実はもう10年以上前の2008年に始まりました。』
お客様 『周りではふるさと納税って聞くのですが、結構みんなやってますよね?』
こんな日常のご相談があるので、ふるさと納税って結構多くの人がやっているというイメージです。
しかし、実際のふるさと納税の利用されている方は総務省データで日本全体では14.9%でした。
毎年少しずつ増えてはいますが、思ったより少なかったです。
ふるさと納税とは
ふるさと納税は返礼品(寄付すると受け取れる商品)に注目が集まるため、本来はどんな制度だったでしょうか。
寄付により地方の活性化や地域振興を促進するために導入されたものです。
・都市集中型の社会における地方と大都市の格差を是正する
・人口減少地域における税収減少の対策と地方創生
この点に力を入れた寄付税制というのが元々の目的です。
【ふるさと納税のポイント】
・寄付を行う
ふるさと納税を行う場合、寄付先となる地方自治体を選択し、寄付を行います。
寄付の金額は任意で設定できますが、一定額以上の寄付を行うことで税金控除の対象となります。
・税金控除
ふるさと納税を行った寄付金額のうち、所得税と住民税の控除が受けられます。
寄付額に応じて控除の上限が設定されています。
・返礼品の提供
ふるさと納税を行った対象自治体からは、寄付金額に応じた地域特産品などの返礼品が提供されます。
返礼品の内容や金額は自治体によって異なります。
ふるさと納税をするメリットは?
地域への支援
ふるさと納税を通じて地方自治体を支援することで、地域の活性化や地域振興に寄与します。
寄付金は自治体の様々な事業や施設整備に活用され、地域の魅力向上に役立ちます。
税金控除
ふるさと納税を行うことで、寄付金額の一部が【所得税】と【住民税】の控除として受けられます。
税金控除を活用することで、実質的な寄付額を軽減することができます。
地域特産品の入手
ふるさと納税を行った際には、返礼品として地域特産品や観光商品などが提供されます。
これにより、地方の特産品を手に入れることができ、地域との交流を楽しむことができます。
地域交流の機会
ふるさと納税を通じて、地方自治体との交流の機会が増えます。
自治体からのお礼状や返礼品を通じて、地域の魅力や文化に触れることができます。
他にも地方の発展や地域振興に寄与することで、気持ち的な部分で地域に対する誇りや満足感を感じることができます。
自分の行動が地域に影響を及ぼすことに喜びを感じることができるのも魅力の1つです。
10月からの変更があるの?
今年はふるさと納税が早めが良さそうな理由として10月からのルールの変更があります。
総務省の発表で
・募集に要する費用について、ワンストップ特例事務や寄附金受領証の発行などの
付随費用も含めて寄附金額の5割以下とする(募集適正基準の改正)
・加工品のうち熟成肉と精米について、原材料が当該地方団体と同一の都道府県内産
であるものに限り、返礼品として認める(地場産品基準の改正)
ざっくり、お伝えすると必要経費が多くなり、返礼品の金額が縮小される。
地元で作ったものしか返礼品とできなくなる。
大まかにお伝えするとこんな感じで寄付する側として少しメリットが下がるという感じになりそうです。
そのため、変更前の9月までにふるさと納税を利用される方がメリットが大きくなりそうです。
税金を前倒しで支払い、商品を受け取れるということで家計の助けにもなるふるさと納税。
今年のふるさと納税はお早めにということで、また次回。