保険って必要なものなの?
みなさんこんにちは!
マネーフォーキャストです。
最近は運用に関する記事が続きましたが、今回は保険って必要あるの?
についてお伝えしたいと思います。
実はみなさん保険に加入しています。
お客様 『ネットで保険はボッタクリ商品だから入らない方が良いとか不要とか聞くんですが、本当ですか?』
私 『・・・私もそのような記事とか見たり、YOUTUBEを見たりします。』
『今、入っている保険はありますか?』
お客様 『保険には入っていないので、不安なのですがネットを見ると入らない方が良いのかと・・・』
『でも何もないのは不安なんですよね。』
私 『・・・実は保険に入っているのはご存知ですか?』
お客様 『えっ、そうなんですか?』
このようなやり取りがよくあります。
社会保障制度について勉強する機会ってあまりないので私もこの仕事をするまでわかってませんでした。
日本は国民皆保険制度があり、加入が義務付けられています。
よく海外では”お金がないから病院にかかることができない”とか”高額な治療代を請求された”
など病院にかかるにはお金が必要というお話を聞くこともあると思います。
しかし、日本では5,000円の治療であれば1,500円、1万円の治療であれば3,000円、
3割の負担で安く医療を受けることができます。良い制度ですよね。
公的保険について代表的なものをお伝えしようと思います。
■公的医療保険
【健康保険・国民健康保険・後期高齢者医療制度】・・・保険証を提示することで安く治療を受けられます。
年齢や収入によって異なりますが、一般的に3割の負担金額で治療が受けられます。
【高額療養費制度】・・・大きな病気をした時に割安な金額で治療が受けられます。
収入や治療期間によって異なりますが、一般的に100万円の治療が9万円弱くらいで受けたりできます。
【傷病手当金】・・・病気や怪我などで仕事を休んだ場合、月の平均収入の2/3が受け取れる制度です。
※国民健康保険や後期高齢者医療制度は除外されます。
【医療費助成制度】・・・地域により異なりますが、子供の医療費が無料の制度。
難病の方の治療費が不要になるなどの制度です。
安く医療を受けることができ、働けなくなった場合は最長1年半収入を保障する保険機能がついた保険になります。
■公的年金保険
【老齢年金】・・・高齢になったときに生きている限りお金を受けることができる年金制度です。
国民年金や厚生年金など納めた年金保険料額や期間により受け取り金額が変動します。
主に【年金】というとこの”老齢年金”がイメージされます。
【遺族年金】・・・年金保険料を納めている方が亡くなったとき、配偶者や子どもなどがお金を受け取れます。
死亡保険のようなイメージになります。
(子どもの年齢は原則18 歳以下、収入により受け取り金額は変動します。)
【障害年金】・・・年金保険料を納めている方が、病気・けがなどで”障害の状態”になった時に 受け取れます。
”障害の状態”とは、目が見えなくなったり、耳が聞こえなくなったり、身体が不自由などの障害状態。
長期の治療が必要な”がん”や”糖尿病”、”心臓病”など の内部疾患、統合失調症などの精神の障害。
このような内容で仕事・生活 が著しく制限を受ける状態になったときなども含まれます。
働けない状態が長期に渡り続いた場合に受け取れる収入の保障になる保険のイメージになります。
公的年金制度というと老後に受け取るお金だけにスポットが当たってしまいます。
しかし、万が一の際の死亡保険機能や長期で働けない場合の収入を保障する保険機能もついています。
■公的介護保険
40歳以上の方が加入して介護保険料を納める保険制度です。
主に介護状態になった場合、介護認定の種類により介護サービスが受けられる保険制度です。
65歳以上の人が要介護状態になった場合、公的介護保険サービスを受けることができます。
64歳以下の方は、特定の病気によって介護状態になった場合に限り、介護サービスを受けることができます。
介護サービスと言っても無料ではなく、利用した際の負担は原則1割。(一定以上の所得の場合には2割又は3割。)
介護保険施設を利用 される場合は、利用者負担に加えて、居住費や食費、日常生活費の負担も必要となります。
このように老後に心配になる介護の部分に関しても介護保険の機能が存在しています。
他にも仕事中の怪我や病気に対応する”労災保険”や失業した際にお金を受け取れる”雇用保険”などがあります。
通常はお給料から保険料が天引きされていて、何のために払っているかわからない公的な保険。
しかし、このようなしっかりとした保障機能が付いているんですね。
重要なのは何が不足しているのかという事
公的保険ご理解頂けたでしょうか?
タイトルの【保険って必要なものなの?】は必要です、と言うか誰でも保険に入ってます。
これが正解ではないでしょうか。
ただ、保険というとみなさん、民間の〇〇生命に入るという感覚があると思います。
しかし、本来保険を考える上で、まずは公的な保険で万が一の時にどんなことが保障されているのか?
この部分をしっかりと把握して、公的な保険ではカバーできない不足する部分を民間の保険でカバーする。
という考え方を持って頂くことが重要になります。
その上で人によっては”民間の保険が必要ない方”や”死亡保障が足りないから民間の保険でカバーしたい方”など
何があなたに不足しているのかということを明確にしてから保険を検討するということが大切です。
生活スタイルや生活費・教育費など、、、家族によって生活水準は異なります。
そのため、個別に不足しているものだけを民間の保険でカバーをするようにすれば無駄はなくなります。
保険は一つのリスクヘッジとして重要ですが、適切に選び、生活状況によって定期的に見直すことが重要です。
専門家の意見・情報を聞きながら、あなたや家族のニーズに適した保険を選ぶことが大切になります。
保険選びの考え方についてはまた次回。